とびひ(伝染性膿痂疹)・蜂窩織炎
とびひ(伝染性膿痂疹)・蜂窩織炎
お子様は虫刺されなどを搔き壊してしまうことが多くあります。搔き壊した際に手についていた菌が傷口で繁殖してしまっている状態をとびひといいます。
『とびひ』は『飛び火』という意味であり、この繁殖した菌が爪の中などで繁殖し、別の部分を掻いた際に同様の皮膚症状が一気に広がることが知られています。
皮膚の常在菌の中でも原因菌は黄色ブドウ球菌であることが多く、近年では『ゲンタマイシン』が効きづらい耐性菌も出現しております。
全身に広がりやすい状態であることも加味し、抗菌薬の内服と塗布の両面からの治療を推奨します。
登校・登園基準としてはプールなどは禁止ですが、『患部を外用薬で処置し、ガーゼや包帯で適切に覆われており、滲出液などが漏出していない状態』であれば可能とされています。
ただし、感染しやすいことを考慮し、自宅でのタオル共有も避けるなどしっかりと感染対策を行うことが肝要です。
蜂窩織炎は局所的な発赤、熱感、疼痛を認める症状で、全身症状(発熱)を呈することもあります。
皮膚症状が初期症状ではありますが、全身症状を呈した場合には入院加療が必要になる可能性もあるため注意が必要です。
傷口と細菌感染による感染症ではありますが、アトピー性皮膚炎や虫刺されによる搔き壊しから始まることも少なくありません。
明らかに左右差がある腫れや、歩行が難しいほどの疼痛を訴えている場合には入院加療の可能性も否定はできません。
重篤化するまえに医師による診察を受けてください。
2-6歳くらいの男児でよく外来に来られることが多い疾患です。
汚れた手で陰部を触ることで、亀頭と包皮が腫れあがってしまいます。
亀頭部分の包皮が赤くなるだけの症状の方もいれば、腫れあがってしまい排尿困難になる方、疼痛で触ることすらできない方までいらっしゃいます。
抗菌薬入りのステロイド軟こうの塗布や、抗菌薬の内服による加療を行うことがあります。
お子様もなかなか痛みを言い出せず、一緒に入浴しようとしたときに腫れあがっていることを保護者様が気づく、という経過で受診することが多いように感じます。夜間の外来での受診理由としてたまに挙げられます。
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